伊良部島の観光スポットのサバ沖井戸 (サバウツガー)-
サバ沖井戸 (サバウツガー)の風景
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サバウツガーとは

宮古市伊良部島東部の佐良浜集落そば、崖の下にある井戸跡です。水道が引かれるまでの長い間生活用水として実際に利用されていました。険しい道のりを毎日何度も往復した昔の人たちの苦労がしのばれます。
サバウツガーへの行き方

宮古空港から車で約30分。伊良部島佐良浜港から車で坂を上がり、5分ほどするとAコープがあります。Aコープの敷地角、道路脇右手に“サバウツガー”への案内標識があります。そこから300メートルほど行くと駐車スペースがあり、更に50メートル先に進むと井戸への階段が見えてきます。
サバウツガーの詳細

昭和39年に簡易水道が整備されるまでの約240年間、池間島から移住させられてきた佐良浜周辺に住む人々の生活用水として利用されていた直径1.5m、深さ4.5mの井戸です。今は使われておらず、史跡としての保護のため周囲をコンクリートで固められており、水は湧いていません。 井戸へ至る階段とこのサバウツガーは宮古市の指定史跡となっています。サバウツガーの名前の由来は、池間島からこちらの方面を見たときにサバ(方言でサメの意)の口の形をしていることから宮古島の方言で『サバウツ』と呼ばれるようになったそうです。ガーは方言で“井戸”を意味しています。 伊良部島佐良浜の歴史を知ることのできるサバウツガーは伊良部島観光名所の一つとなっています。
サバウツガーでの遊び方

崖を守る柵が切れたところから123段の急階段を下るとサバウツガーに到着です。途中休憩をはさみながら、目の前に広がる素晴らしい景色をお楽しみください。琉球石灰岩のゴツゴツした岩が並んでいる波打ち際と、ブルーに透き通った海が美しいコントラストをなしています。途中道が崩れているところがありますので、足元に気を付けて。井戸がある海面近くのポイントからは雄大な風景をバックに、遠くに宮古島をみることができます。上を見上げると今にも崩れてきそうな崖が見えてスリル満点。下りてきた階段入口は見えないほどに遠くなっています。 隆起サンゴでできた石灰岩の伊良部島では真水を確保することが難しかったため、この井戸は貴重とされてきました。

毎日何往復も地元の女性達が水を汲みにこのサバウツガーへ通ったそうです。実際に私も降りて上がってみましたが、井戸への道はところどころ崖崩れにより階段がなくなっていて、通路にはトゲトゲした南国の植物や天然記念物のイラブナスビが生い茂り、さらに急こう配の階段と結構大変でしたが、独特の静けさがあり、いつまた崖が崩れるかとヒヤヒヤして楽しかったです。次の日には足が筋肉痛になりました。いい運動になります!
サバウツガー付近の施設
さばおき園地
シンプルな公園があり、そちらには展望スペースと駐車場・トイレがあります。その先を行くとそれぞれに独特の色使いと形をしている伊良部島仕様のお墓がずらっと並んでいます。本土では見られない光景です。
佐良浜港
佐良浜港にはおーばんまい食堂と魚市場いちわの2軒のお食事処があり、伊良部島名物のカツオやマグロ料理を食べることができます。おーばんまい食堂入り口前には伊良部島らしい壁画が描かれており、あたかもカツオ漁をしているかのようなすてきな写真を撮ることができます。
佐良浜集落
カツオの県内シェア8割というカツオの街には独特の雰囲気をもった集落があります。急な斜面に車が通ることのできない狭い道を挟んでぎゅうぎゅうに家々が立ち並んでおり迷路のような不思議な世界観を持っています。斜面にところ狭しと家が並んでいるところは、広島の尾道にも似ているような気がします。サバ沖井戸とともに利用されていたアガノイカーという井戸や拝所・御嶽がこの集落の中にあります。ここは私道なのか?通れるのかしら?判断がつかなくて通るのをためらってしまうような道やテーブルサンゴでできた石垣がいくつもあります。驚きと発見に満ちた集落の路地を散策してみてはいかがでしょうか。
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サバ沖井戸 (サバウツガー)の詳細
| 名称 | サバ沖井戸 (サバウツガー) |
| 所在地 | 宮古島市伊良部字前里添553-1(MAPで見る) |
| アクセス | 宮古空港から車で30分 |
| 駐車場 | なし |
| 食事(周辺) | なし |
| トイレ | なし |
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