下地島の観光スポットの-帯岩-
帯岩(おびいわ)の風景
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帯岩とは
1771年に八重山地方を襲った「明和の大津波」の際に丘に打ち上げられた「津波岩」です。写真でお分かりの通り、鳥居があって信仰の対象となっています。岩の高さは12.5m、周りが59.9m、重さは2万トンとも言われています。有名な「通り池」の南側約800メートルのところにあります。海岸からは約50メートルで、高さ12.5メートルの崖上にあります。 1979年(昭和54年)下地島巨岩(帯岩)として旧伊良部町史跡に指定されました。 下地島は宮古島から伊良部大橋で伊良部島に渡り、さらにすぐ隣の下地島に渡ります。
帯岩の行き方
下地島は、沖縄県の宮古島の北西にある小さな島です。伊良部島とは数十メートルの間隔をあけて隣接しており、その伊良部島は伊良部大橋で宮古島とつながっています。下地島には空港があり、羽田、大阪、香港との間で空路により結ばれています。 「帯岩」は下地島空港の西側、海岸から50mのところにあります。 「通り池」の南700mです。 車なら、伊良部大橋から下地島に渡ります。島の外周道路1.7km約2分で到着します。
帯岩の詳細
この岩を丘の上まで運び上げたのは「明和の大津波」という巨大津波です。特定の方角を向いた海岸には岩がごろごろ転がっていることに気付いている方もいらっしゃると思います。これらの大津波のせいで宮古の島々、八重山の島々では、海底から運び上げられたものです。なかでも特別に大きいものが「明和の大津波」で運ばれた「帯岩」です。ここ八重山地方では、何回も大津波に襲われてきた証拠の一つです。周辺の島々には同様の津波岩が天然記念物などに指定され保存されています。 この大津波は波高およそ40mと言われ、マグニチュード7.4と大地震であったとされています。が、この地震ではほとんど被害がなく、人々が安心していたところを不意を突かれて津波で大被害を出してしまったと言われています。 「帯岩」の背後の崖は12.5mの高さがあります。この上まで大岩が運び上げられたということになります。そして、ここにあった集落は、完全に消滅してしまったということです。 「帯岩」は今、大漁祈願、航海安全、家内安全を祈るご神体となっています。 宮古島には「ナーバイ」という「津波除け」を願う伝統祭祀があります。年に一回行われる避難訓練の要素もあるのですが、祭祀は明和の大津波より古い歴史があるようです。調査の結果、1771年のほか、1200年ごろ、1460年ごろ、1625年の津波で動いたと思われる津波岩が多くあるらしく、伝説もたくさん残されています。過去の津波の発生間隔からすると、次の大津波はまもなく来るということになります。帯岩が1771年の大津波のものと言われるのは、古文書にほぼ同じサイズの岩が打ち上げられた記録が見つかっており、「明和の大津波」で打ち上げられた可能性が高いとされました。その後、付着した化石の年代測定からも裏付けられています。 「帯岩」は「オコスクビジー(大きな帯をした岩)」、「ヌーマミージー(馬の番をする岩)」、「帯大岩」などと呼ばれています。名前の通り、岩の中央がくびれ、まるで帯を締めたようすに見えるからですが、同様の岩はいくつもあって、下地島空港建設時に空港建設資材として利用されてしまったそうです。そのなかで、この「帯岩」は当時の町の要請で残されました。
大津波の伝説
すぐ近くの「通り池」に大津波伝説が残っています。 ○ユナイタマ伝説(人魚伝説あるいは津波伝説) 昔々、下地島の村の漁師がユナイタマ(ジュゴン)を捕らえて、その半身を隣家に持っていきました。その時、海の彼方から 『帰っておいで』という声が聞こえ、それにたいして 『体の半分を食べられてしまったので帰れないの』と答えます。 すると海から 『大きな波を送りますから、その波に乗って帰ってらっしゃい』という声が聞こえました。 漁師は慌てて逃げたその時に、大津波が押し寄せ、村は津波に襲われてしまいました。二軒の家のあとは大きな穴になって残りました。……以上です。 ※ユナイタマは海の精霊です。
帯岩付近の施設
通り池
「帯岩」の北700mのところにあります。「通り池」は、下地島の代表的観光地です。海岸に二つの池があり、紺碧の海水をたたえています。世界を見通す「龍の目」と言われ、世界の龍が集まるパワースポットとして知られています。 海外のダイバーの憧れのダイビングスポットです。
レストランさしばの里
もとはANAの訓練生のための施設でした。宿泊施設などとともに空港施設内にあります。朝食から夕食まで、ボリュームたっぷりの食事が提供されます。小食の方には厳しいかも。 営業時間:朝食7:00~8:30 昼食11:30~14:00 夕食18:00~22:30 TEL: 0980-78-5413 木曜定休
17END
下地島空港滑走路北端が島の北部に突き出ています。その突出部が17ENDです。空港を造成する時、外から土を入れたのですが、そこに白砂が堆積し、これがコバルトブルーの海と赤い誘導灯などの施設とともに美しい景色を作り上げました。夕日の景観も最高です。 17ENDへは、空港ターミナルにあるレンタサイクルを借りるか徒歩で向かうことになります。
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帯岩の詳細
| 名称 | 帯岩 |
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字佐和田(MAPで見る) |
| アクセス | 佐良浜港から車で20分 |
| 駐車場 | あり |
| 食事(周辺) | なし |
| トイレ | なし |
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