宮古島の観光スポットの島尻のマングローブ林-
島尻のマングローブ林の風景
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島尻マングローブとは

宮古島の一番大きなマングローブ林が「島尻マングローブ林」です。 マングローブとは、川の河口付近で、熱帯・亜熱帯地方の海水と淡水が混じりあう汽水域の泥土に生える常緑の植物の総称で、特定の植物の名前ではありません。ただし、宮古島では海に流れ込む川がありません。そのかわり海岸近くには地下水脈の湧き出し口があり、マングローブ林はそこに発達する独特な形になっています。 島尻マングローブ林は、海岸から約1kmの水路の両側に広がっています。カニや鳥などたくさんの生物が生活しており、豊かな生態系が広がっており、マングローブの植物群は、普通は木々が生えないはずの塩水の中に根を広げています。これらの木々は塩水から塩分を排出する仕組みを持っているので、河口域でも生活することができるのです。種子は、果実の一部が成長して下に落ち、泥に刺さったり、漂着した場所で発芽します。
島尻マングローブへの行き方
宮古島北部、池間島の手前にあります。 バス停 平良 → 購買店前 下車 徒歩13分(1.1km) 八千代バス 池間島方面 漁港前行き 約2時間おきに1本です
島尻マングローブの詳細

駐車場からは遊歩道があります。遊歩道は板張りの歩道なのでピンヒール不可です。トイレ完備です。日影がないので、帽子、日焼け止めは用意しましょう。所要時間は片道10~15分です。木道の終わりが終点です。駐車場に車を止めた場合は、同じ道を戻らなければいけないので、所要時間は2倍して約30分です。 島尻マングローグ林ではマングローブ5種。「ヤエヤマヒルギ」「オヒルギ」「メヒルギ」「ヒルギダマシ」「ヒルギモドキ」と、宮古島にあるすべてのマングローブを見ることができます。 また、マングローブや水生生物を観察しながら楽しむカヌー・カヤックツアーも通年開催されています。開始時間は朝とお昼で、要予約です。 当日の干潮時刻がわかるなら、その前後約2時間の間に訪れることをお勧めします。そうすればマングローブの足元の様子や、干潟の興味深い生物を観察することができます。満潮時刻ごろとは全く違う風景を見ることもできるでしょう。
ヤエヤマヒルギ
一本の幹の根元からたこ足のように根が広がっています。葉の先端はとがっており、樹高は4m~8mです。マングローブ林の海側に育ちます。
オヒルギ
樹高は5m~10mです。姿が男性的というところからついた名前です。地上に根を張り巡らせます。小さく赤いタコのマスコットのようなものは花のがくです。吸い上げた海水の塩分は、葉っぱに集めて黄色くなった葉を落葉します。マングローブの中で陸側に育ちます。地面の下の根から膝根という根が地上に現れます。絶滅危惧II類VUです。
メヒルギ
樹高は2m~5mです。清楚な樹形です。マングローブ林の中で陸側に育ちます。板根が特徴です。やや寒さに強く、鹿児島県でも育ちます。準絶滅危惧種です。
ヒルギモドキ
ヒルギ科ではありませんが近縁です。ヒルギに似ているのでモドキがつけられています。樹高2m~4mです。明るい色の光沢のある葉が特徴で、砂地にも定着することができます。根は水平に張ります。絶滅危惧ⅠA類です。マングローブの後背地に育ちます。
ヒルギダマシ
樹高50cm~2m。ヒルギ科ではありませんが近縁です。木の下には割り箸を立てたような筍根が出ます。マングローブの海側に育ちます。絶滅危惧ⅠB類です。 ヒルギ類の足元の泥の中にはいろんな生物がいます、
ミナミトビハゼ
地元で「トントンミー」と呼ばれるハゼ科の魚です。目が大きくて体長10cmほどのかわいい魚です。泥の上をぴょんぴょんはねています。
ベニシオマネキ
人の気配がすると一斉に泥の穴の中に隠れてしまいますが、しばらく静かにしていると、あっちでもこっちでも赤い点々が現れてきます。ベニシオマネキが少しずつ顔を出してきます。
ミナミヒメシオマネキ
2020年3月にミナミシオマネキは新種であることがわかりました。 シオマネキのオスは片手のハサミが大きくなります。ハサミが大きいほどメスに人気です。
コメツキガニ
ミナミヒメシオマネキ同様、こちらも新種であることがわかりました。このカニは横だけじゃなく、縦にも歩けます。このカニも人が近づくと一斉に泥の中に隠れますが、しばらく静かにみていると、少しずつ小さなカニたちが姿を現します。
ガザミ
地元では食用になります。
島尻マングローブ付近のイベント・おすすめスポット
パーントゥプナハ(お祭り)
島尻は、「パーントゥ」という体中に泥を塗った神々が集落の中を歩き回り、人々に泥を塗りつけていくお祭りで有名です。泥を塗られると厄がはらわれ無病息災であると信じられています。集落の「島尻購買店」ではいろいろなグッズが売っています。
宮古島海中公園
服を着たまま海中散歩ができます。海中に24個の窓のある観察施設です。熱帯魚やタコやウミヘビ等、いろいろな魚たちを、目の前で見ることができます。よくある水中展望塔ではなくて、海中のビルの窓から外を見る感じです。海中の透明度は夏でも15~20mあり、海況が良ければ40mになることもあります。 シーサイドカフェ「海遊」があります。テラス席もあります。 営業時間:10:00~18:00 年中無休 大人1名 1,000円(入場+食事+ドリンクセット料金 1.900円)
島尻のマングローブ林の詳細
| 名称 | 島尻のマングローブ林 |
| 所在地 | 沖縄県宮古島市平良島尻(MAPで見る) |
| アクセス | 宮古空港から車で24分 |
| 駐車場 | あり |
| 食事(周辺) | なし |
| トイレ | あり |
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